MENU

ザブロツキー・スヴェタ&マーシャ

Zabrotskie Sveta and Masha (Russia)

母と娘で人形やぬいぐるみを共同制作するユニット。2005年からロシアをはじめとする世界の展覧会に参加。元々ファッションデザインの教育を受けていた。そしてテディベア制作の講習会を受け、ポリマークレイでの人形制作を人形教室で学ぶ。マーシャは日本の大竹京の人形制作講習にも参加している。

出品作品の「Zay(ザイ)」と「Chick(チック)」はMISOROGI人形展のために、即興的なイメージで制作された新作です。
2点のタイトルをあわせた「Zay Chickザイチック」はロシア語で子うさぎの意味があり、小さな子を愛しさを込めて呼ぶときにも使われるそうです。チックはチキンも連想するので、二つ目の人形は黄色いドレスになりました。
人形を作るときは、いつも世界がもっと優しく、美しくなるようにという思いをもって作っています。人間は外見がどうであれ、誰でも美しく可愛く、優しく、明るく、スマートでセクシーになれるはず。私(マーシャ)自身もスキンヘッドにしたり唇を青、緑、黒や白に塗って大きなジャケットやパンツを着て目立つ格好をしたりします。それを見て引いてしまう人もいるけれど、ある人はこういうふうに自由でいいんだという気持ちになるかもしれません。私たちの作品は、性別や風俗にとらわれない世界のトップモデルや俳優、アーティストなどオルタナティブ・ビューティを実践してるたくさんの人達から影響を受けています。日本人では藤田嗣治、草間彌生、山本耀司に影響を受けています。

この人形たちの頭のかたちは完璧で美しく、髪がありませんでした。それはものごとの起源、無垢、脆さ、優しさ、そして知恵を象徴するものです。
この人形たちは大人が来ないローズガーデンの世界で遊んでいました。その小さいけれど大きな世界でえ蜂が歌い、バッタが跳んで遊んでました。
二人は、髪飾りをつけることにしました。「チックチック、さあ、できあがり!」すぐさま、「ザイ」にブルーの髪と兎の耳、「チック」には大きな黄色いリボンと髪がついた飾りがつきました。でも後ろ半分は裸の頭のまま。誰かが悪戯したのかな。でも二人ともこれがとてもお気に入り。
皆さまも、ザイとチックにお話をつくってあげてくださいね。

「Zay(ザイ)」
ヘッド、膝からの手、すねからの足:粘土、ボディ:布 24cm
首は固定です。膝、すねは可動

「Chick(チック)」
ヘッド、膝からの手、すねからの足:粘土、ボディ:布 24cm
首は固定です。膝、すねは可動

目次

ザブロツキー 作品リスト

作品 no.title主素材高さ(cm)
10801Zay ザイ粘土、布24
10802Chick チック粘土、布29

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアを!
目次
閉じる